シロアリは、あなたの大事なお家の土台や柱を食べてしまいます。シロアリの被害に気付かず放っておくと、
耐震性が低下し、地震による倒壊の恐れが高まります。
実際に、阪神淡路大震災で全壊または半壊した住宅の大半が、
シロアリに食い荒らされていたという驚くべき調査報告もあります。
つまりシロアリ対策は“命を守る地震対策”でもあるのです。
床下換気ファンや調湿剤を設置すると湿気が溜まることがなくなり、腐朽の発生を抑えられます。また防腐剤の塗布も効果があります。建物の床下など土台部分の被害はなかなか発見しにくいため、定期的な調査を行い、シロアリやその被害を出来るだけ早く発見して退治することが大切です。
建物の基礎部分に蟻道はありませんか?
ハンマーで柱などの木材部分をたたくと空洞音はしませんか?
雨戸やふすまなどの立てつけが悪くなったり、柱が下がったりしていませんか?
家の内外に羽アリが生息していませんか?
乾燥した砂粒状の糞はありませんか?
シロアリは巣を作り、数万から数百万匹の大家族で暮らしています。
シロアリの食べ物は建物の柱などの柔らかい部分です。表面を残して食べるため、早い段階で発見する事は困難となります。また羽アリを1匹でも発見した場合は、近くにシロアリの巣があり、すでに食害を受けている可能性が非常に高いです。
シロアリは頑丈な強い顎を持っているので、鉄筋・コンクリートの家屋も油断できません。
レンガやコンクリート、鉛管などの硬い部分まで食い破り、内部の木材を食い荒らすこともあります。被害を受けるのは木造家屋だけではないのです。
シロアリ駆除で使用する薬剤は、時間が経つにつれ木材や地面で分解されます。
一度散布し約5年ほど経過すると、効果は50%以下となります。昔は10年ほど効果が持続する強い薬剤が使われていましたが、現在では人体により影響の少ない有効期限5年の薬剤が利用されています。
リフォームというのは、必要に迫られる工事(修理)と、今後のことを考えた工事(リフォーム)があります。
日々のメンテナンスを行っていると長持ちして費用も少なくて済むのですが、つい、「修理」が必要になるまで放っておいてしまうのが人間の性。
「うち、今リフォームが必要なの?まだ大丈夫でしょ?」と、塗装をご提案していたF様もその一人でした。
「今後30年この家住もうと思うと、今のタイミングに済ませたほうがお得やよ。一括でキッチン、トイレ、塗装となると負担も大きいし、その時にはクラック(ヒビ)もひどくなるし。」
F様の希望や、今後の生活をじっくりと話し合い、納得してもらうことができました。
リフォームは、“作る”仕事。結果が残る仕事だからこそ、やりがいがあり、誇れる仕事です。
F様に、「あの時、相談して本当によかったわ」と言っていただけた時は、あらためて、この仕事をしていて良かった!と思いました。