住まいの顔である外壁は、風雨や紫外線などにさらされ、
年を重ねるごとに劣化していきます。
お手入れをせずにひび割れなどの傷みを放置しておくと、
ひび割れが悪化したり、表面から白い粉が出たり(チョーキング)、
ひどくなると、水が浸み込んで内部が腐食してしまうこともあります。
定期的にチェックをして、早めに対策をとることで、
安心して長く住めるようにすることが非常に大切です。
環境や塗装材の耐久性により時期は変わりますが、
モルタル壁ならば、一般的に10年前後での塗り替えが必要になります。
下地に問題がなければ、10年前後ごとに塗り替えを行うことで、長持ちさせることができます。
サイディングの場合も、もちろん材質によりますが、10年前後ごとに塗り替えます。
定期的なお手入れを前提として、外壁材自体の張り替えは、25~30年が目安になります。
こんな傷みが見られたら、お手入れのサインです。定期的にチェックをしていきましょう。
下地ではなく塗膜の劣化で、塗膜に細いひびが入ってしまう状態です。モルタルや窯業系のサイディングで起こります。
下地がひび割れている状態です。乾燥によるモルタルの収縮や、建物の構造の歪みによって引き起こされます。
手でこするとチョークのような白い粉が付きます。外壁に、白くて細かい粉がふく状態で、モルタル、窯業系のサイディングで起こります。主に紫外線で塗膜の樹脂が分解されて劣化することで、顔料が粉状になってしまいます。
サイディングの場合、外壁材の接合部・目地にシーリング材を打っていますが、そこにひび割れが入る状態です。また、サイディングが劣化して反ってしまう時にも起こります。
外壁材に白くて細かい粒が現れる状態で、鋼板を保護しているメッキが腐食している事が原因です。主に金属系のサイディングで起こります。
「雨漏りするんやけど直してもらえんかなあ。」
B様(72歳)からご相談を受けたのは、11月のことでした。
幸い初期段階での発見でしたが、このままでは大規模な修理が必要になってしまう、
特に寒い冬の雨はこたえるだろうと思い、すぐ施工を始めたい状況です。
そんな時、B様の息子さんから「リフォームは止めてください!」と怒りの電話が……
お年寄りをターゲットにした悪徳業者だと勘違いされたのでしょう。
はじめは冷静に説明していたスタッフも、B様を思うあまりにヒートアップ。
「Bさんが住んどる家をBさんのお金でリフォームするのに、なんであかんの!?
おばあちゃんをボロボロの家に住まわせとって良いの!?」と、岐阜弁丸出しの大喧嘩に発展してしまいました。
最終的に和解して、「リフォーム代、僕が出します」と息子さんに言ってもらったときは、
「気持ちが通じた!」と、鳥肌が立ちましたね。