屋根の上は外壁と違って屋根に登らなければ見えないため、劣化の進行に気付くことができません。
しかし、紫外線や熱・風雨を直接受けるため、住まいの中で一番傷みやすい部分なのです。
屋根が劣化して傷み出すと、家に雨水が染み込み、骨組みから腐らせてしまうこともあります。また、水はけが悪い状態は雨漏りの原因にもなります。住まいを長持ちさせるために、屋根のお手入れは必ず必要です。
その頻度は、屋根材の素材・塗料によって異なりますが、7~10年で「塗り替え」、15~20年経過すると「葺き替え」となります。
屋根材でもっとも多いのは、スレート系の屋根です。他にも、昔ながらの粘土系の瓦、重さを軽減したセメント系の瓦、耐久性の強い金属系の屋根材などがあります。特にお手入れの必要性が高いのは、スレート系の屋根になります。 屋根のリフォーム・修理方法は様々です。劣化の状況を見て、最適な施工をしますので、まずはご相談ください。
築50年以上の日本家屋にお住まいの76歳のM様。
定期点検で久々にお会いしたところ、外壁の塗装をしたいとご相談をいただきました。
大きい家だったので、金額も結構かかりそうだ、ということで、息子さん夫婦にも一度話をしてもらうことになりました。
(当社は、高齢者のご契約は、一度ご家族に話してもらうようにしています。)
話が進む中で、M様が「これまで言ってこなかったけど、本当は、一緒に暮らしたいよ」と一言。
M様の息子さんは、「一緒に暮らしたいという気持ちもあったが、なんとなくうやむやにしてしまっていた。」とのこと。
外壁塗装だけでなく、今後予想される介護のことも考えてリフォームを行い、今は同居をされています。
リフォームが「家族への愛」を見つめ直してもらうきっかけになったようで、嬉しいです。